デイサービス体験

ダブルケア

こんにちは。chacoです。

デイサービスって言葉ご存じですか?

老人ホームと言う施設に入所せず、昼間に日帰りで利用できる通所介護サービスのことで、

主に高齢者などの要介護者や障害者、児童に対するサービスを提供するところです。

また、一言でデイサービスと言ってもいろんな種類があることをご存じでしたか?

私は、亡くなった祖母が依然通っていたこともありデイサービス自体は知っていましたが、いろんな種類があることはこの時まだ知りませんでした。

私のようにデイサービスについてご存じない方もいらっしゃると思うので私の経験も踏まえてお話ししようと思います。

そもそもなぜ今、デイサービスなのかと言うと、普段老老介護をしている両親ですが、先日父から母の体力が有り余っていて自分の病院の付き添いだけだと本人の体力が落ちてしまってよくないから日中どこかで体を動かせるところがないか調べて欲しいと言われたことが始まりになります。

とりあえず実家近くで送迎のあるデイサービスを調べてみました。

デイサービスの種類は用途によっていろいろある

冒頭でも少しお話しましたが、デイサービスと言っても種類がいろいろあります。

デイサービスの種類

まだ他にも地域や自治体によってさまざまな種類があると思います。

所が、当時の私は種類があることを知らなかったので実家からの送迎もあった祖母(認知症ではなかったです)が通っていた所が認知症対応型でもあった為、デイサービス体験の申し込みをしました。(上記図の左から1.2の間のようなところ)

これが失敗でした・・無知は恐ろしいです。

会社にお休みを頂いて、我が子たちを小学校、保育園へ見送りしていざ実家へ。

父にはデイサービス体験に行くことは伝えていましたが、母には伝えていませんでした。

母自身認知症状はあると自覚しているようなそうでないような、ただ自分がそうだと認めたくない、そういう感じでした。

いざデイサービス体験へ

自宅前まで来てもらい不審がる母と一緒に送迎車に乗って施設まで行きました。

車を降りて入口に向かう所ですでに母の顔色が変わっていったのがわかりましたが、ここまで来たし何とか玄関ホールまで一緒に行きました。

ホール入口で担当の方が迎えてくださいました。優しそうな笑顔の素敵な男性が担当でしたが、母の表情は硬いままでした。

担当の方に母の今の状況を簡単に伝えた所、担当の方は「ほとんどの方が最初行きたくないとおっしゃいますが慣れてきて皆さん楽しんでいらっしゃいますよ(⌒∇⌒)」と笑顔で仰ってくださったので後少しこの状況に私が耐えれば大丈夫かなと思っていました。

担当の方との話が終わり母との気まずい空間の中、一人の老婦人が私たちに気づいて「体験で来たの?ここの施設の方みんなとても良い人達ばかりだから何にも心配することないよ!なんでも言ったら良いよ」と声を掛けてきてくれました。が母は終始下を向いて今にも泣きそうな感じでその老婦人の方と会話を交わすことはありませんでした・・

ホールには3.4人が座れるテーブルが5.6つ並べられていてそのテーブルには塗り絵や折り紙が置いてありました。

撃沈・・・

テーブルにある塗り絵や折り紙を見ることも触れることもせず、数分も経つか経たないかくらいで母がもう帰る。こんな所にいたくない。帰らせて。なんでこんなところに連れてきた。私はこんな所来たくなかった。帰りたい。と言い始めてしまい、これ以上引き延ばすことが出来ないと思い、担当の方に母の精神状態を話し、もう少し体を動かせるところがこのホール以外にないか尋ねたのですが・・担当の方が、

「ここはお風呂メインの施設なんです。なのでお風呂の順番を待つ間はこのホールで塗り絵や折り紙、書道などをして午前中過ごしてもらうことになっています。体験なのでお風呂ではなくこ雰囲気やこの塗り絵などをして過ごしてもらう予定なんですが・・お母様は無理そうですね・・」と察してください、到着して15分も経たないうちに帰宅することになりました・・本来体験の場合、送りはないのですが、たまたま車が空いていたのもあり、家まで送ってもらいました。

後になって聞いたところ、体験を受けに来た人の中で母は最速で帰宅した人だそうです・・

その後

父の待つ自宅に着くや早々母の怒りが父に向っていました。

「どうしてあんな所(デイサービスのこと)に連れて行った。私はどこも悪くない。なんであんなジジババ(自分がババであることは忘れているかのようww)がいるところに行かないといけないんだ。もう二度とこんなことするな。私は絶対行かない。ふざけるな。」とまぁすごい剣幕でした。

父も母の状況を察してデイサービスを受けに行くのではなく、体力が有り余っているんだから皆のお世話をしに行くところだよ。と話しましたが、ジジババのお世話なんてしたくない。世話ならあんたの世話してるやないか。気に入らんのか!と話にならない感じでした。

娘としてこの光景を見るのが辛かったです。今ここで書いていてもやはり気分は良くないです。。

まだ始まったばかりなのに、家族、身内の介護は本当に大変だなとすごく感じた一日でした。

父は気分転換をさせるのがうまいというか切り替えが早いというか、一通り母の怒りを受け入れた後、父が「せっかく○○(私)が来ているしお昼食べに行こう!」と話題を変えてくれて3人でお昼を食べに行きました。

外食が良かったのか皆でお昼が食べられたのが良かったのか大好きなお寿司が食べられたから良かったのか理由はともかく怒りまくっていた母ですがデイサービスでの一件がうそのように機嫌は直っていました。

まとめ

初めてのデイサービス体験は撃沈してしまいました。

要因としては、

  • 母の今の性格を甘く見ていた
  • デイサービスと一言で言ってもいくつか種類があるということ

でした。

体験に行く前に母のデイサービスについての印象などもう少し聞いておけば良かったなと思いました。何がきっかけで行くようになるかはわかりませんが、今後は体を動かすことがメインとなるデイサービスをめげずに探そうと思います。

後、感情論になりますが、今までの母を知っている私からすると少しずつ分からなくなってきている親を見るのが正直辛い時がありました。私まだ相談出来ていないのですが、行政に認知症対応専門ダイヤルがあるそうです。(自治体によって異なります)

デイサービスに行かせる方法だったり、認知症の方との接し方などいろいろ相談に乗ってくれるダイヤルだそうです。

次回はそのダイヤルについて書きたいと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

今日はこれで終わりです。

参考画像SOMPOケア

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